NASAより宇宙に近い町工場今さら人間関係の難しさ

2017年12月19日

総合スーパーの興亡

この前買った本の中の2冊目。


まだ、半分ぐらいだけど面白い結論があったから残しておく。


この本はある大学教授とそのゼミの生徒たちが


とにかく、頑張って作り上げた傑作といえる。


しっかりとしたデータと足でかき集めた莫大な調査結果をもとに作成しているのだ。



第一章から面白かった。


それは「店長によって売上が高いのか」というテーマだった。


北海道から九州まで全国の色々な条件がかみ合う2つの競合店を洗い出し


生徒たちが作成したチェックシートに基づき、調査している。


もちろん、売上を公表しているところになるから、大きいところにはなる。


そのチェックシートの中身も載せているのだが


声かけは出来ているか?
トイレは綺麗か?
案内は丁寧か?
先入先出は実施されているか?
など

それはここには書ききれないぐらいの項目で点数をつけていく。


先に結果をいうと、その評価の良し悪しで

一概に売上が比例しないということだった。


しっかり反映されていたのは、


「オープンからどれくらい経過しているか」ということ。


後出しジャンケンが有利との表現もあったが、あとにオープンした店舗の方が


売上の向上は見られるというものだった。


しっかり見たい人は読んでみるといい。


根拠ある展開となっている。



しかし、私が問題と考えるのは


良い店長=評価の良い店


としており、それが調査結果と結びつかなかったから


「良い店長が売上を上げるのではないのね」と早とちりしていた。


ここでの評価とは上にも書いた通り素人目線の


常識的な良い店としているところ。


トイレは綺麗なのかとか。
案内は丁寧かとか。



もちろん、それらは大事かもしれないが


あくまで店舗選択に大事なものは「差別化」


あの店とどう違うかとか。


あの商品とどう違うかとか。


もう1つ深いところで、判断しなければ


「良い店長」は顔を出さない。


言われたことだけをやっていれば、良い店長ではない。














m7322 at 23:32│Comments(0)

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