嫌われる勇気~アドラーの教え~抽象度の高い話が通じる人

2018年06月11日

嫌われる勇気~アドラーの教え~ パート2

前回の続き。


ポイント3


承認欲求を否定する


これもかなり衝撃だった。
適切な対応をとれば褒められるというのは、逆に考えると褒められなければ不適切な対応をとってしまうという危険なライフスタイルだ。
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかり気にすると、最終的には他者の人生を歩む。
褒めてもいけないし、叱ってもいけない。できることは「勇気づけと感謝」
叱ることは問題外だが、褒めることも上下関係を前提とした操作目的。
縦の関係を構築するのではなく、横の関係をつくるべきだ。

ここで難しいのが、承認欲求を大勢が持ち合わせていること。
マズローの5段階欲求にも代表されるように、自分がそれを求めなくても他者がそれを求めてくることがある。そのときの対応をどうすればいいものか。
これに関してはもう少し読み砕かないと見出すことは難しそうだった。


ポイント4

共同体感覚を身につけろ

これは、会社とか学校とかの狭義でなく、宇宙とか社会とかの広義に捉えなければならない。
その中で他者を仲間だとみなし、自分の居場所があると感じられる場所。
共同体感覚は英語にすると「social interest」つまり社会への関心。
社会の最小単位は私とあなたである。
その共同体感覚を起点に自己への執着から他者への関心に切り替えることが重要。
人の多くは、自分が世界の中心にいて人生の主人公どころか、世界の主人公になってしまっている。
そのため、人と接するときは「この人は何を与えてくれるのか?」ということばかりを考えてしまう。
共同体の中心ではなく、共同体の一部であることを常に考えることだ。

これはたしかにあるなと。この共同体感覚を考えるとアタマが混乱する一歩手前まできてしまう。
これも訓練が必要だ。


ポイント5

自己受容と他者信頼、そして他者貢献。


自己受容とは変えられないものに注目するのではなく変えられるものに注目すること。
自己肯定とは違って、ありのままの自分を受け入れる。「肯定的な諦め」だ。

他者信頼は無条件の信頼を置き、対人関係において横の関係を築くこと。
信頼の目的は懐疑の目を潰すこと。
懐疑の目は事実でないことにしても、すべてが事実に繋がってしまう色眼鏡で見てしまい誰とも深い関係を築くことができない。

最後に他者貢献。

これにより、自己の存在価値を実感することができる。
一見、他者に尽くすような性質を帯びているが、これは自分の価値を実感するために行うもの。
偽善行為との違いは他者を仲間だと認識していること。
共同体感覚を理解していること。




最後にアドラー心理学の掲げる目標として


行動面の目標
①自立すること
②社会と調和して暮らせること

この行動を支える心理面の目標
①わたしには能力がある、という意識
②人々はわたしの仲間である、という意識


このアドラーの心理学は完全に理解するのには10年かかるという
2回この本を読んだだけでは、理屈として理解しただけでまだまだ難しそうだ
もう少し、そばにおいて何度か読んでみようと思う


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もし興味あるものがあればぜひ読んでください!!



















m7322 at 13:53│Comments(0)

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